社長ブログ

株式会社アイネット

2018/08/28 14:29

みなさん、こんにちは!

 

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今日は先日、『カメラを止めるな!』という映画を観た話を書きます。
今、巷で話題になっている『カメラを止めるな!』をご存知でしょうか。岡山では8月24日から2館で上映が始まりました。低予算で作られためちゃくちゃ面白い映画、ということしか知らなかったのですが、SNSで話題になり、東京のほうの上映館では満席で入れなかった人がいたというぐらいのヒットに。それを受けて各地で上映館が増えたようです。

私は極力、事前の情報を見聞きしないようにして先入観なしで劇場に行きました。日曜の朝一番の回でしたが、広めのスクリーンでほぼ満席でした。

特に後半は観客がみんな爆笑していました。

あー、面白かった!笑った!そして、作った人たちの気持ちが伝わってきた!

 

と、余韻に浸りたいところですが、私は実はその日は昼の12時に映画が終わってから、ダッシュで12時半から開催の映画サークルに参加するために暑いアスファルトの上を走ったのでした。

映画サークルでたった今観てきた『カメラを止めるな!』について観たまんま熱く感想を語り合った!

 

わけではなくて、前月に課題として決めたものについて語り合います。今回の課題は洋画は『オーシャンズ8』、邦画は『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』という映画でした。『オーシャンズ8』はオーシャンズシリーズを知っている方ならご存知の、犯罪集団が繰り広げるアクションコメディですが、今回の特色といえば全員が女性。その女性たちの国籍が多様だったところに目が惹かれました。もう一本の『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は少し重たい映画で、高校生に入学したばかりの主人公の志乃ちゃんは吃音、特に母音から始まる単語が言葉にしにくいということで高校でも孤立してしまう。そんな彼女が加代ちゃんという女の子と出会い、少しずつ心を開いていくというお話です。最後は、単純に志乃ちゃんが自由にしゃべれるようになったり、加代ちゃんと仲良くコンビを組んだりして終わるという終わり方ではありません。どちらかといえば、寂しい終わり方だと思う人の方が多いでしょう。私は、自分が人前でしゃべるのが苦手だったためスピーチを習いに行っていたので、志乃ちゃんの気持ちがひしひしと伝わってきました。
私が抱えているパニック障害と一緒で、吃音も完治する症状ではありません。それをまずは自分が受け留める。でも日常がすぐに変わるわけではない。そんなお話でした。

 

さて、来月の課題を決めようというところで、『カメラを止めるな!』も候補に挙がったのですが、一人のかたが「ちょっとストーリーが単純かな」というようなことを仰りました。ストーリーが単純なことは決して悪いことではないのですが、映画の感想を語り合うサークルの性質上、多様な観方ができる映画のほうを課題に据えやすいんです。

私もそのときは確かにシンプルな映画だなと思ったのですが、帰宅して映画を思い返しているうちに、実は単純に見えるけれども、ものすごく繊細な計算があったよなあと印象が徐々に変わってきました。良い映画には、単純に見えてもその背後の沢山の情報が緻密に組み合わさっていることが多い。更にその計算を上回る作り手の情熱が現場で引き起こす出来事が奇跡の一本を生み出すのだと思います。

 

いやまあ、そういうことはどうでもよくて、この映画に関わっているスタッフ全員が愛と情熱で笑いと感動を届けてくれる。それを観に行って欲しいなと思います。ネタバレ厳禁の映画なので、伝えられる範囲で伝えたいと思います。

【前半】
・なにこれ?
・割とグロい?
・違和感
・このおばちゃん、何者?

【後半】
・笑える。
・泣ける。

ぽんっ。

2018/07/17 13:30

皆さん、こんにちは!

 

7月14日(土)に岡山県立大学で開催されたオープンハードカンファレンス2018Okayamaに出展してきましたので、今日はその報告をさせていただきます。

 

オープンハードカンファレンスとは、簡単に言えば、工作でもアプリでも手芸でもいいので、「ものづくり」でくくれるものを持ってきて展示しようというイベントで、このたび岡山では初めて開催されました。

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私はチーム名「シロクロモコナーズ」で出展しました。「シロクロモコナーズ?どこかで聞いたな」、というかた。まあまあ。これは私の十八番のチーム名なので。あと、「モコナっていつの時代の話じゃー」というかた。まあまあ。知っているあなたもそれなりの年齢ですねってことで。

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着いたら、ごそごそと自分の展示を並べます。

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一緒のブースではDaikiさんがLEDでアクリル板を光らせるプリント基板を使ってのデモです。こっちのほうがピカピカして華がありますねえ。

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私の出展作品は、野菜の鉢植えをRaspberryPiに付けたカメラで定点観測し、その様子をブラウザから見られるというものです(ここでも以前にチラッとご紹介しましたが)。どのあたりがものづくりかというと「100均のラティスを100均のスノコにドリルでネジ留め(近所の工務店でやってもらった」以外は

・RaspberryPiZeroWにFTPサーバ、Webサーバ、Python3、PHPなどをセットアップして定期的にcronでカメラ撮影をするようにするしくみ

・センサーなどの半田付け

・ブラウザに表示するところでちょこっとしたHTML&CSSデザイン

などなどですが、部品のいくつかは秋葉原で昨年購入したので、足かけで言うと半年くらいはかかって作成しましたし、途中はうまく動かなくてしょっちゅう家で足をバタバタして転がり回ってましたので、家族には迷惑をかけたかもしれませんね。

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あとはこれもここで紹介したことがありますが、実験用電源です。購入したキットを半田付けしたあとは、スイッチやターミナルやケースを、パーツを買い集めケースをアクリル板で作って、これも足かけ3ヶ月くらいでしょうか。

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もちろん、私の展示以外にも素晴らしい展示がたくさんあり、また、面白いセッションやLTもたくさん聴くことができましたし、他の出展者のかたからちょっとしたものづくりに関するアドバイスがいただけたのもとっても良かったです。

何より一番うれしかったのは、出展者同士の交流です。私のつたない作品も「この形まで完成させるのはすごいことなんだよ」というのを言葉にして言ってくださったかたがおられ、それまでの一人の長い時間が報われた気持ちになりました。ものづくりはどうしても複数のスキルの組み合わせになるので、そのどこかがうまくいかなくてもプロダクトがとん挫してしまい易い。それを乗り越え、ある程度の形まで仕上げることができること自体がすごいんです。それをお互いに称え合えるというのがとても良かったです。

私も本当に失敗が多くて、特に電子部品を組み合わせて半田付けしても、どうしても動かない、ということがしょっちゅうあります。

そんな時、うちの夫がいつも同じ思いで話をしてくれるのです。

「僕が小学生の時はね、一年に一度だけ夏休みにプラモデルを買ってもらえるのだけど、一年生の夏は必要な部品を捨ててしまって、動かなくて、近所のお兄さんに訊きに行ったら『それは捨てたらダメな部品だよ』って言われて、その次の年もうまく動かなくて、三年生になってようやく動くものが作れたんだよ。ものづくりっていうのはそんなものなんだよ」

という話です。

 

私は、今でもしょっちゅう動かないものを作ってジタバタしていますが、小学三年生の頃の夫を思い浮かべて、私のものづくりのスキルはまだ一年生ぐらいのものもあるのだから「三年ぐらいかけて動いたらいいかなあ」と思うようにしています。

2018/06/18 11:56

みなさん、こんにちは!

 

暑くなってきましたね。

私は16日の土曜日は所属している倉敷南ロータリークラブの活動の一環として、倉敷市立水島図書館の草取りをしました。梅雨入りしたとは思えないほどカラッと暑くなりました。最初のうちは草刈り機がなかったため、手と鎌でチマチマと草を刈っておりましたが、途中から草刈り機を持ってきてくださったメンバーがおられ、あっという間に綺麗になりました。

 

一時間半ほどでしょうか。草取り作業を終え、午後は先日の工作の続きをしました。まだ完成していませんが、だいたい下の写真のような感じのものを作っています。ハードの部分はゆるく仮止めしておかないと調整が効かなくなるので、だいたいで位置合わせしています。

ちなみに、木のスノコとラティスは100円ショップで買ったものを、近所の工務店の社長さんに電動ドリルでネジ留めしてもらいました。日ごろの人間関係、大事ですね~。

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今週の後半はちょっとロシアに行ってきます。ロシアといってもワールドカップを観戦に行くわけではないんです。ウラジオストクの視察なんですが、地図で見たらウラジオストクの緯度って日本の北海道と同じくらいなんですね。

無事に帰ってこれたら来週ブログ更新しますね!

 

2018/06/11 15:37

みなさん、こんにちは。


昨日は趣味の電子工作をしていました。平日に溜まっている家事をしようとか、勉強もしなくちゃとか考えているとあれもこれもとなって集中できないので、「今日は電子工作を進めるぞ」と腹をくくって他のことはやらない一日にしました。


いま作っているものは、実は部品は昨年買い集めたものです。今回はRapberryPiという基板を使います。RaspberryPiとはイギリスで子供の教育を目的として開発された基板ですが、今回はRaspberryPiZeroという、RaspberryPiの基板が更に小さくなったものを使い、そこにセンサーなどを繋ぎ、ついでにRaspberryPiに繋がるカメラで定点観測画像を撮っていくようなテーマに取り組んでいます。


RaspberryPiはLinux系のOSが載っていますので、それをセットアップしてWebサーバが動くようにしたり、IPアドレスを固定にしたりと、先月は主にOS環境を整えるのに時間を費やしていました。そちらがだいたい動くようになったので、次はPythonというプログラミング言語でスクリプトを動かします。こちらは少しハマりました。Python2とPython3では挙動が違うのですが、最初はPython2でスクリプトを動かそうとして環境を作ってました。

その一方で、ブレッドボードという、半田付けしなくても回路を仮で組んだりして動かせる配線されているボードがあるのでその上で組んで動作を確認していました。


さて、だいたい仮組みの回路も動くようになったので、昨日は下図のように実際に半田付けするために、ユニバーサル基板というものにブレッドボードで組んだものをそのまま移していきました。半田付けをしてしまうと部品の配置し直しなどが面倒になるし、原因を特定するのも大変になるので、慎重に慎重を重ね丁寧な作業をしていきました。上にヒョロロンと出ている二股のものはセンサーです。

個人的には、ブレッドボード仕様にペイントされたユニバーサル基板って可愛いなあと思ってますがどうでしょう?ブレッドボード用のジャンパ線もちまちまして可愛いので、使ってて楽しいです。


ここまで組めたので次は木工工作をしようと思っています。100円ショップへ材料を探しに行きます。


と、ここまでで、

・LinuxOSのサーバ知識

・PythonやPHPのプログラミング言語

・電気回路の知識

・半田付けの技術

・木工工作の技術

などのスキルや道具が必要ということはお分かりいただけたかと思います。私はたまたまLinuxやプログラミングを仕事としてしてきましたし、昨年から半田付けをせっとマスターしてきましたが、新しく始められるかたがマイコンなどを触る最初のハードルってプログラミングだと思うのですよね。私が所属しているコミュニティでも、これから始めようかなと見学に来られたかたが迷ってらっしゃるポイントってプログラミング言語の選定だったりするのです。


私は電気回路の知識がまだまだ足りませんし、木工のほうは全然ですが、いろいろな自分が積み重ねてきた知識を総動員して一つのものを生み出していく過程は自分でやっていてとても楽しいので、やりたいと思いつつハードルを感じている人達もぜひ時間をかけてトライして欲しなと思います。


前にもちょっとご案内した7月に開催されるオープンハードカンファレンスの出展に向けて頑張りたいと思います。

2018/05/11 17:11

みなさん、こんにちは!


ちょっと更新の間隔が空いてしまいました。ゴールデンウイークのことでも書けばいいのかなと思ったのですが、寂しいゴールデンウイークで特に遠出もしなかったのです。でも思い出しました。映画を観に行ったのでした。

実は私はもう30年ぐらいずっと映画のサークルに参加してまして、映画鑑賞が趣味なんですね(←趣味多い)。で、その映画サークルでは毎月一度集まって前月決められた課題映画について語り合ったあと、最後に邦画・洋画一本ずつとサブとで三本の課題映画を決めて解散します。


今回はその映画サークルの課題の一本である『ザ・スクエア 思いやりの聖域』という映画を観てきました。映画の舞台はスウェーデンです。

最初に割とびっくりするのは、路上に物乞いが出てくるシーンがすごく多いことです。道ゆく人に物乞いの人が紙コップを持って小銭をせがむんですが、みな足早に歩いていく。なんかびっくりしませんか?スウェーデンって福祉大国じゃないの?って。でも、映画に出てくるスウェーデンは、格差がすごく大きそうなんですよ。


さて。主人公は一人のバツイチ独身のクリスティアンという男性です。冒頭で彼はちょっとした事件に合うんです。それがきっかけで彼自身が起こした行動やその結果起こったことなんかが連鎖的にいろんな状況を生み出していって、けっきょくそれは映画のラストシーンに繋がっていくんです。その一連のことを縦糸とすると、それと関係なさそうな彼の日常の出来事もいろいろと進行していきます。

クリスティアンの仕事はキュレーターで、彼が勤める現代アートの美術館の展示の企画を考えて宣伝したり、美術館に寄付をしてくれるようなセレブたちを集めてパーティを開いたりするという華やかなところにいます。そんな彼のちょっと落ち着きのない日々が、特にどこに向かうともはっきりせずに描かれていく。


映画のタイトルの「ザ・スクエア」というのは彼が次に美術館で展開しようとしている企画で、ただ正方形が地面にあるだけです。「その中には我々は皆平等な権利と義務を共有している」というのが作品のモチーフです。


冒頭に起こったできごと、それに引き続きクリスティアンが行った一連のこと、あるいは「ザ・スクエア」のキャンペーンが引き起こしたこと、その映画のさまざまなシーンに現代への皮肉や風刺が込められている。途中まではよく分からなかったその映画が、だんだんとそのような形ではっきりと見えてきます。

2時間半もの長い映画なので決して観るのが楽ではないし、クリスティアンというちょっと軽薄な部分がある男性に感情移入もできないけれど、現代の社会を俯瞰して見つめる映画の外からの視点がちょっと不気味です。


中でも一番ショッキングなの出来事が、映画の大きな流れに突然挿入された形で出てきます。これはフィクションだと分かっていても、その中でものすごく緊迫したことが起こり、映画のキャストのセレブたちも本当に怖がっているようにしか見えないし、最後はどうなってしまったか分からない。そんなすごい出来事が起こります。そこに出てきて、その場を恐怖に陥れたその男の演技は、普段は直接目にできる演技ではない迫真の演技であり、その演技を観ることできたこと、肌でその恐怖をスクリーン越しではあっても体感できたことにはものすごい価値があったと思います。


ちょっとワケが分からない感想になってしまいました。

映画には、観ているその場でわくわくして興奮したり、感動で泣いたり、息もつかずに惹き込まれたり、というものがある一方で、そのときは重苦しかったり訳が分からなかったりするけど、あとになって何度も思い返して考えてしまうという類のものがあります。『ザ・スクエア思いやりの聖域』は確実に後者の映画でした。