社長ブログ

株式会社アイネット

2019/03/15 10:43

皆さん、こんにちは!

今日は最近読んだ本でとても良かった本をご紹介します。

『大事なことに集中する―気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法』という本です。

 

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SNSの誘惑やメールの返信といった集中を削いでくる作業についつい仕事をした気になってしまうIT技術者は必読と思います。というか間違いなく私が今年になって読んで一番良かった本です

著者のカル・ニューポートは2004年にダートマス大学で学位取得後、2009年にMITで博士課程修了。専攻はコンピュータ・サイエンスという人です。ディープ・ワークの手法で多くの著書を出し続けています。

 

言葉(作者の造語)を整理しておきますと、
・ディープ・ワーク(DEEP WORK)
あなたの認識能力を限界まで高める、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動。

・シャロー・ワーク(Shallow Work)
あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。

 

このシャロー・ワークに常に集中を阻害してきます。メールの返信に追われたり、SNSを見たり、ソーシャルゲームに時間を奪われたりというのがシャロー・ワークで、厄介なことにこれらの作業は一瞬「何かをした気分」になるため、本来集中すべき作業がこなせなくなります。IT化が進んだ現代に、我々は常にシャロー・ワークに作業を邪魔されることに悩まされているのではないでしょうか。

ではどうしたら良いのかと言いますと、一日、または一週間のうちに明確に自分で設定した一定時間をディープ・ワークに打ち込み、残りは他のすべてのための時間にあてることで、生産性を極度にあげることができるというものです。まずはこの本では、ディープ・ワークで実際に多くの成功を成し得た人の実例がたくさん載っていますので、読者は「ディープ・ワークをすべき」という気持ちになることができます。そしてさらに、具体的にどうやればいいのかについて記述してあります。

この本にも書いてありますが、本当に深い集中には人は最初は一日一時間、それを訓練して四時間に延ばすのがせいぜいということです。あとは、その数時間を確保するために残りの時間を使っていくわけです。

 

私個人で言いますと、たとえば、スマホのSNSのアイコンに付いている、アクティビティの通知は切りましたし、アイコンに付くバッジ(赤い数字のマーク)も消すようにしました。これだけでスマホを見る時間が劇的に減りました。あとは、一日で本当に集中したと思える時間がどれくらい取れたかをメモするようにしました。

あと、おまけの効能として、本当に集中する時間を取った後は、瞑想をしたような、スポーツをしたあとのような、とても気持ち良い精神状態になれます。

 

更に私のようにIT技術者を抱える経営者としては、徐々にオフィスの設計もディープ・ワークをやり易くするような工夫にも取り組みたいと感じさせられました。

2018/10/10 11:58

みなさん、こんにちは!

三連休は楽しく過ごされたでしょうか。私は、ゆっくりと読書などもできた連休でした。

数年前に『その女アレックス』というフランスのミステリがものすごく話題になったのをご存知でしょうか。当時、図書館で借りようと思ったら100人待ちだった記憶がありますが、それぐらい話題になり、私の周囲の人もけっこうたくさんの人が読んでいました。実際、最後は一気に惹き込まれて読み終えました。

その本の主人公の刑事はカミーユと言い、最近知ったのですが、カミーユが主人公の三部作があり、アレックスは二作目で、一作目の『悲しみのイレーヌ』は当時まだ日本では翻訳されておらず、アレックスの人気を受けて『悲しみのイレーヌ』が翻訳されたんです。

というわけで、改めて『悲しみのイレーヌ』を読み、そうすると『その女アレックス』を読み直したくなり、今は三作目の『傷だらけのカミーユ』を読んでいるところです。

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で、今回はKindleで読んでいたのですが、その際におススメされた『最高の体調』という本も読みました。最高の体調…。良いですね。手に入れたいですね。
この本では章毎にいろんな体調の整え方が書いてありましたが、その中でこれまでの思い込みが覆されることが書いてありました。私はかつてどこかで知った「人間の短期記憶で覚えていられるのは7個まで」という実験結果をずっと信じていたのです。ところが実はそうではないらしい。数字の概念のない部族に協力してもらって覚えていられる数を調査してみると、実際には4±1個までが覚えていられる個数らしいのです。
ということは、数の概念を獲得した現代のわれわれは無理に何個ものタスクを自分に課していますが、実は何個ものことを同時に考えるのは認知のリソースの使用に負荷がかかっているようなんですね。なので、一日のタスクは3つぐらいまでを目標にすると良い、というようなこともこの本には書いてありました。

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話は変わりまして、最高の体調といえば、私が長年悩んでいるのは肩こりです。どうしてもつらくて、たまにマッサージに行きますが、美容院でもわざわざカットとは別にオプションで頭皮から肩ぐらいまでのマッサージをしてもらっています。私が行っているお店にはマッサージ用の個室もありリクライニングチェアでホットアイマスクをした状態で美容院のオーナーさんが整体の人から習ったというマッサージをしてくれるのです。そこで、毎回のように「今日はものすごくこってますね!」と言われ続けてきました。

が、なんと連休中に美容院に行ったところ、

「山本さん、最近は電子工作してないんですか?」

「え?してますよ」

「肩こりがすごく軽くなってますけど…?」

みたいな会話になったんです。そんなこと言われたのは生まれて初めてです。
思い当たることと言えば、肩こり対策をネットで調べて「一回につき40秒、両腕を上げたままにする」というのを一日何セットかしてたんですよね。それだけです。それで軽減?

最近ちょっとストレス要因が減ったのも原因かもですが、いずれにせよ軽くなって良かったです。目の前に座っている社員の人が肩こりが酷そうなのでブログでご披露してみました。

2018/08/22 14:23

みなさん、こんにちは!

今日は最近読んだ本について書きますね。
小説だと勢いに任せて一気に読んでしまうのですが、今回は三週間ほどかかって丁寧めに読みました。その本は『日本人の英語はなぜ間違うのか』という本です。

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そもそもこの本を読んだのは、最近、電子工作で参考にしたチュートリアルが英語だったから。英文そのものはGoole翻訳の力を借りながらだったのでそんなに難しくなかったのですが、せっかくなので英文のほうも気を付けて読んでいたら英語に対するハードルがちょっと下がりました。そんな時に書店でこの本を見つけたので思わず買ったのです。

 

中身は、この10年前ぐらいまでの教科書で中高での英語教育を受けてきた人向けです。私たちが、英語ネイティブの人から奇妙な英語を書いたり話したりして見えていることがこの本を読むとよくわかります。では、なぜ奇妙な英訳をしてしまうのでしょうか。それは、英語の教科書の英文がそもそも奇妙だからなんですね。

この本では、そのあたりの「変なポイント」を一つ一つ丁寧に取り上げてはどうしてこんな奇妙な英語がまかり通ってしまったのかというのを、著者のマーク・ピーターセンさんが実際にかつて使われていた英語の教科書に載せられた例文を掲載しながら「私ならこう添削します」という添削例を載せてくれています。

そういう例文一つ一つを読んでいくと、なるほど、私たちが思い込んでいる英文というのは自然な英語とはずいぶんかけ離れているなあと分かってきます。

 

たとえば、日本人が「So」をやたら使いたがる問題。確かに、「So」って使いますよね。たとえば、「ええっと、」とか前文を受けて接続詞的に。あるいは「すごく」って強調するときに。
でも、この使い方、どちらも日本人が英訳するときに多用しているのがすごく変なんですって。接続詞として使うにしても因果関係がないところに突然「So,」を使う。あるいは、協調するなら「very」を使えばいいのに、やたらと「so」を使う。ということらしいです。何となくですが、この「So」は日本語の「そう」と同じ発音なので、似たような感じでちょいちょい挟んでしまうのではないでしょうか(というのは私の推測です)。


こんな調子でいろいろと手厳しい指摘が続きます。

とはいえ、日本の英語の教科書に限らず、言語の初学者が最初に手にする本ってけっこう変な文章が載っているような気がしますよね。私たちIT関連の仕事は比較的英語を目にすることが多い、あるいは、英文を書く作業をされるかたも多いでしょう。そんな方が自然な文章にランクアップするのに気軽に読める本です。


あと、末尾の「解説」も面白いです。書かれているのは『ダーリンは外国人』という漫画で一世を風靡した小栗佐多里さんなんですが、「英語ネイティブの人が会話から取り残されていく問題」について触れてて興味深かったです。英語というのはかなり広く普及しているので、片言の英語をしゃべる者同士のほうが会話し易いという現象が起こることもあるらしいです。そうなると英語ネイティブの人は正しくない英語の会話に入りたくない人もいるので会話から取り残されていくことがあるんですって。

なんだかそう考えると、「英語という世界各国の共通語に近い言語」を母語とできている人たちはいいなあ、と思っていましたが意外とそうとばかりも言えないのかも。

ちなみに、私は、現時点では、英語については心理的抵抗を小さくし、英語のドキュメントが読めればいいかなあ、ぐらいに思っています。聞き取れたら、喋れたら、そりゃあ楽しいでしょうがそこまではハードルを上げないつもりです。

 

2018/07/25 14:21

みなさん、こんにちは!

今日は、最近読んだ借金玉さんの『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』という本を紹介しつつ、日常の中で少しでも生きやすさを確保していくかについて考えてみたいと思います。

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この『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』という本の作者はご自身が発達障害であることを踏まえて、これまで抱えてきて仕事上で難儀な思いをしたさまざまな問題について自身がどう解決したかを紹介してくれている本です。

 

私自身は、ちょうどこの本を読んだのが春先で、採用について考えている最中ということもあり、「こういう本こそ、就活や勉強法などに悩んでいる若い人に読んで欲しいなあ」と感じました。「そうはいっても僕は私は発達障害じゃないし」と思う人もいるでしょうが、この本にあるようなちょっとした小さな工夫は、私自身が取り入れてもおかしくないようなレベルであり、そこにある「自分はこういう経験をしてきたからこういう失敗を重ねたのでそれを回避するためにこういう工夫を編み出した」というのは誰にとっても役に立つ思考法だと思います。

私自身はいまでこそ普通に生きているように見えているかもですが、小さい頃、本当に不器用で、もしかしたら今だったら何らかの診断名がついていたかもしれないと思ったりもします。今でも記憶にあるのは、保育園でひな人形を作るのですが、時間内にどうしても作れなくてしょうがなくて自宅で母に手伝ってもらってようやく形にした記憶とか、小学校低学年の理科の実験セットに入っていた砂を机の上にこぼしてしまってうまく扱えなくて泣きそうになったりとか、同級生はみんなできていることが自分にはうまくできないということばかりなんですね。そんな人間だったので、大人になってから電子工作とかできるようになるのってちょっと不思議なくらいなんです。

 

この本は大きく分けて

・仕事のやり方(道具の活用法)

・会社を「部族」という風にとらえる(人間関係)

・朝起きられない、夜眠れない(生活習慣)

・薬、うつ(依存、生存)

について書かれていますが、たとえば、仕事のやり方で私もそういう思考過程を経て似たようなことをしているなあと思うことがありました。
 

具体的には、「毎日勉強をしたいけれど、帰宅したらなかなか勉強が始められない」「始めても数日経つとやらなくなる」「そもそもやり方が分からず挫折」などという経験がありました。その原因をいくつか考えてみたところ、たとえば勉強のテキストを机の中にしまった途端、テキストの存在を忘れてしまうことが分かりました。なので最近は、毎日するものは必ず机の上にスペースを決めて並べておき、決して引き出しなどに仕舞わないようにしています。こうすることで、毎朝起きて隙間時間に10分でもすぐ机に座ってテキストを開くことができるようになりました。

借金玉さんは自分の「あらゆるものを失くしてしまい易い特性」に対して、あらゆるものを一つの鞄にぶっこむ、あるいは多重化して失くし易いものをあちこちに持っておくなどの具体的な手法について書いてくれています。

私の「継続的に勉強しようと思っていても目の前からテキストが消えてしまうと、そのことについて忘れてしまう」というのと大変良く似ています。

あまり著書の内容を引用してもいけませんので私の例をもう少し挙げますが、私は統計学を学ぶためにちょっと複雑な思考手順を踏もうとすると頭の中がごちゃごちゃになってしまうので、A3の画用紙を用意してそこに付箋を並べ替えながら理解をしていきます。一回理解した手順を見直せるように、A3のバインダーを用意して、画用紙ごと挟んでおきます。

私はずっと、自分の頭がさほど良くないと思っていましたが、要は自分は忘れっぽい、頭が良くない、理解してもすぐ忘れる、という前提で何重にも手を打たないといけないんだという自覚が大事なのですね。

・しつこいほどの細分化

・しつこいほどの多重化

・複雑な概念の分かるレベルまでの落とし込み

などでしょうか。

 

それまでは「こんなこともできないのでは自分はダメなんじゃないか」「自分はこの分野には向いていないのではないか」という自己否定の概念が頭をぐるぐる回り出して勉強が手につかなくなるというのをこれまで何度も経験してきました。

この本を読んで、私自身が「このレベルで悩んでいるのは自分だけではないんだ」と励まされることもあり、自分の生活にまだまだ改善の余地があることも教えられます。

 

最近は発達障害という言葉も一般化し、それに関連する書籍も沢山売られるようになりましたが、発達障害ということと関係なく、自分のためのハック(生活術)を編み出す手法のサンプル例として読んでみるといいかもしれません。